毎日続く腹痛!中高生を悩ませるその正体とは

岡崎起立性調節障害治療

みなさんこんにちは
岡崎市大門にある
女性・小児専門鍼灸院
ふじのはな鍼灸院です

  • 朝起きるとお腹が痛い
  • 気持ちが悪い

毎日のように、体調不良で学校を休み、気づくとずっと学校に行けていない。しかし、午後になるにつれて元気になっていく。このような傾向がある場合、ただ学校を休みたいだけの仮病?夜更かしして体調が悪いだけ?と思われがちですが、実は起立性調節障害という病気が隠れている可能性があります。

今回は、腹痛と起立性調節障害の関係性と、適切な治療法についてお話しします。

起立性調節障害の基本

起立性調節障害は、自律神経の乱れによって血流循環機能がうまく働かなくなり、特に起床時や起立時に内臓や脳への血液量低下による腹痛や気持ち悪さ、血圧低下などがみられる病気です。

自律神経は、活動時に働く交感神経と、リラックス時に働く副交感神経の2つから成り立っています。

起立性調節障害は、そのうちの特に交感神経の働きが悪くなる病気です。その為、朝起きてすぐの神経が活動的にならず、思うように動く事ができません。また、起立性調節障害は、起床後から、時間をかけて交感神経の働きが良くなっていく傾向にある事から、午後から夕方になるにつれ体調も回復しやすくなり、仮病と勘違いしやすい病気とも言われています。

日本小児科学会によると、不登校の3〜4割は、起立性調節障害というデータもあります。

腹痛と起立性調節障害の関係性

腹痛は、腸の働きと深い関係があります。腸の働きは、主に自律神経の働きによってコントロールされており、腸は伸びたり縮んだりをくりかえす、蠕動運動と呼ばれる動きをします。この蠕動運動は、食べ物やガスを肛門へと押し出し、便やガスとして体外へ排出しています。しかし、起立性調節障害は、自律神経の調節が不安定になるために腸の働きが悪くなり、蠕動運動も上手く行えなくなって、結果的に便やガスが溜まったり消化不良を起こし、腹痛として現れてしまいます。

岡崎起立性調節障害治療

また、起立性調節障害は、腹痛以外にも

  • 朝起きられない
  • 立ちくらみ
  • 動機や息切れ
  • 頭痛

などの症状を伴う事があり、中高生の10人に1人が発症するとされています。

適切な治療法とは

一般的に起立性調節障害の治療は、対症療法として

  • 血圧を上げる薬
  • 抗てんかん薬

などが処方されます。しかし、根本的な治療にはなりません。大切なのは、起立性調節障害の原因である末梢血管交感神経活動の低下を改善する事です。その治療の一つに鍼灸治療があります。

自律神経系の症状は、鍼灸治療の得意分野です。

当院は、起立性調節障害外来を設けるなど、起立性調節障害に対する治療を積極的に行っております。自律神経の働きを整えるツボを使う事で、バランスは安定し、腹痛から解放される生活へと導いていきます。もちろん、生活環境やカラダの状態をしっかり把握して、その子に合わせた治療を行います。

病院受診も必要不可欠

★病院受診も必要不可欠

医療機関の受診は、除外診断を行うためです。起立性調節障害と似た病気として、甲状腺や心臓の病気や貧血などがある為、除外診断を行う事も大切になります。病院の専門科は小児科です。例え高校生でも小児科です。

起立性調節障害は、適切な治療を行えば改善できます。

2週間以上体調不良が続く場合はまず一度ご相談ください

専門外来|起立性調節障害