みなさんこんにちは
岡崎市大門にある
女性・小児専門鍼灸院
ふじのはな鍼灸院です
小学生、中学生に増えている「起立性調節障害」という病気を聞いたことはありますか?
- 朝なかなか起きられない
- 頭痛や気持ち悪さで布団から出られない
- 長い時間立っていたり座っているのも辛い
など、このような症状を訴えることが多い病気です。親御さん世代からすると、怠けている、甘えていると思ってしまいがちですが、そうではありません。これは、起立性調節障害という自律神経の病気による症状の可能性があります。
起立性調節障害とは、自律神経の調節(バランス)がうまくいかず、末梢血管交感神経活動が低下することで血液循環に支障をきたす病気です。
小学校高学年~中学生の時期に発症しやすく、真面目な性格の子や女の子が多い傾向にあります。
この病気の病院での治療は、
- 生活面での指導
- 薬物療法
などの対症療法が主で、特効薬や確立された治療法がないのが現状です。
そこで知っていただきたいのが、鍼灸治療です。
鍼灸治療は、自律神経に直接働きかけることができるため、起立性調節障害の原因である末梢血管交感神経活動を活発にし、病気に伴う辛い症状を改善していきます。
また、乱れている自律神経を整えて、自分の力でバランスの取れる体へと促していきます。副作用や依存性はありません。

治療には、刺さないはり(小児鍼)を使用することがほとんどで、お子様の年齢、体質に合わせて治療をしていきます。
大人に比べて、小児は感受性がとても高いため、刺さないはりでも十分な効果が得られます。
起立性調節障害で当院に来院されている患者さんの大半が、刺さないはりでの治療になりますが、症状・体の状態が改善に向かっています。
中には、大人と同じ鍼を使用することがありますが、髪の毛よりも細い鍼なので、痛みはほとんどありません。
- 立ちくらみやめまい
- 起立時の気分不良や失神
- 入浴時や嫌なことで気分不良
- 動悸や息切れ
- 朝起きられず午前中調子が悪い
- 顔色が青白い
- 食欲がない
- 腹痛
- 倦怠感
- 頭痛
- 乗り物酔い
この中で3つ以上当てはまったら、起立性調節障害かもしれません。
お困りの際はお早めにご相談ください。
専門外来|起立性調節障害
